碧くん、助けてください!2 完

そういえば……さっきよりも、気持ちが落ち着いているような気がする。

先生が作ってくれるココアは、魔法のココアなのかもしれない。



「はい……本当に、ありがとうございます」



ココアを飲むと、私の心の中にあったモヤモヤが少しだけ晴れたような……そんな気がした。

ずっと甘いわけじゃない、程よい甘さ。

なんだか、先生たちの優しさがこのココアに詰まっているような感じがして、嬉しいという気持ちで満たされた。



「……驚かせちゃって、ごめんね」

「突然目の前にいる人間がもうとっくの昔に死んでいた、なんて言われたら混乱しても仕方がない。これは決して桃羽さんのせいではないからね」

「あ、謝らないでください……!」



確かに、驚いたことは事実だ。ショックを受けたことも。

でも、先生たちに悪意がないということも事実……だと思う。