碧くん、助けてください!2 完

___皇学園の図書室には、双子の司書の先生がいる。

私は本を読むことが大好きで、初等部、中等部とよく図書室に通っていた。

先生たちはいつもにこにこしていて、自然と話しかけやすい雰囲気が漂っていた。

先生たちの名前は誉(ほまれ)先生と晶(あきら)先生。

二人は一卵性の双子らしい……だから、大体の生徒は先生たちのことを見分けることができない。

でも、先生たちをよく観察してみると、二人が似ているようで違うことがわかった。

纏っているオーラが違ったり、声の高さが若干違ったり、違うところは意外とたくさん見つかった。

そうして、先生たちと関わっていくうちに、先生も私のことを覚えてくれて、本を借りに行くと、必ず声をかけてくれるようになった。

だけど……最近、図書室に関する変な噂をよく耳にする。


___図書室にある、誰にも見つけられない本を開くと、本に閉じ込められる。


こんな噂が広がってしまったせいで、最近の図書室はやけに静まっている。

図書室が静まり返っているのはいつものことだけど……人がいないせいで静かになっているんだ。

☆     ☆     ☆

「桃ちゃん、今日も図書室行くの?」