碧くん、助けてください!2 完

【Side 光莉】

桃ちゃん、違う、違うんだよ……。

天然と鈍感もここまで来たらもう病気レベルだよね……。

桃ちゃんのお父さんとお母さん、今まで桃ちゃんを純粋に育ててくれてありがとうございます。でも、これはさすがに鈍感すぎます……。

心の中でそう唱えながらも、私は目の前にいる桃ちゃんをもう一度見つめた。

……うん。今日もかわいい。さすが私の幼馴染み。

って、それは当たり前のことなんだから……今は目の前の問題を解決しないと。

桃ちゃんが男に告白されるなんて、これで何回目だろ……今年一年だけでも、三十回弱はあるんじゃないかな?

無意識にモテちゃってるから、女子からは嫌われてるらしいけど、別に嫌われる要素なんて一つも無いと思う。

成績優秀、文武両道、容姿端麗……まさに、才色兼備だ。

それに加えていつも優しいし、謙虚で自分のことを鼻に掛けない。

こんなに完璧な人間がどこにいるのか……と私はいつも思っているけど、そんな桃ちゃんにも欠点はある。

……桃ちゃんは、恋愛面に関してはほとんどなんの知識もないのだ。