ここで私は、明日の私を待つ

さっきの川崎の表情が、たまらなく面白かった。


今度は佐々木に告白するところを動画に収めてやろう。


「そろそろ佐々木に告白してもらおうかなー」


「おおっ!いいね!」


「ちょっと川崎呼んでくるわ」


杏奈が川崎を呼びに行った。


しばらくして、杏奈に腕を掴まれながら川崎が来た。


「橋本さん…次は何をする気ですか?」


川崎がか弱い声で言った。


「何をするって…何をしてくれるんですか?でしょーが!」


「ひっ…!」


川崎の腹部をひと蹴りすると、川崎はその場に尻もちをついた。


私は腕を組んで川崎の前に立った。


「あんた、放課後佐々木に告白しな」


私の言葉に川崎は目を丸くして、顔を上げた。


「わ、私が?」


はぁ…コイツは何を言ってんだか。


「お前以外誰がいるんだよ」


佳子が鼻で笑いながら言った。


「い、いや…告白なんてできないよ」


川崎は怯えた声で言った。


「あんた、また美樹に逆らう気?」


「できるかどうかじゃなくて、やるんだよ」


川崎は諦めたかのように、


「はい…やります」


と言った。


「最初からそう言えばいいのよ」


私はフンッと鼻で笑った。


「じゃあ放課後に屋上集合で。佐々木も呼んでおくから」


そう言って私たちはその場を後にした。