私はこんな夢を見た。
これは…10年後の私?
そして、私の隣にいるのは誰?
彼の顔を見ようとしても、光で見えない。
どうやらここは式場みたいだ。
私は真っ白で綺麗なドレスを着ている。
私の結婚式かな。
そして大きなドアが開かれて…。
「はっ…!」
一番続きが気になるところで目が覚めてしまった。
私は一体何時間寝たのか。
今の時間すらわからない。
彼はまだ寝てるかな?
ゆっくり起き上がって、彼が寝ているであろうベンチに向かった。
が、そこに彼の姿はなかった。
だとしたらどこに行ったのだろう。
教室に戻って普通に授業を受けてるとか?
まあ何でもいいや。
また南ベンチに戻ろうと後ろを振り向くと、彼がいた。
「わっ、びっくりした…いるならいるって言ってよね!」
「お前の驚く顔、面白れぇ」
そう言って彼はケラケラと笑っている。
…なんか悔しい。
絶対にいつか仕返ししてやる!
「それよりお前、大丈夫なのか?」
「大丈夫って?」
「今日の休み時間、集まりあるんだろ?もう二限終わったけど」
二限が終わったどころか、三限始まりのチャイムが鳴った。
「ちょっと、早く言ってよ…」
寝てた私も悪いけどさ。
「わりぃわりぃ。けど…」
彼は何かを言いかけて、やめた。
「けど?」
沈黙が続いたため私から問いかけると、彼は目を泳がせて「何でもない」と言って屋上を出て行った。
「なんなのよ」
屋上にひとり残された私は、再び南ベンチに横になって眠りについた。
これは…10年後の私?
そして、私の隣にいるのは誰?
彼の顔を見ようとしても、光で見えない。
どうやらここは式場みたいだ。
私は真っ白で綺麗なドレスを着ている。
私の結婚式かな。
そして大きなドアが開かれて…。
「はっ…!」
一番続きが気になるところで目が覚めてしまった。
私は一体何時間寝たのか。
今の時間すらわからない。
彼はまだ寝てるかな?
ゆっくり起き上がって、彼が寝ているであろうベンチに向かった。
が、そこに彼の姿はなかった。
だとしたらどこに行ったのだろう。
教室に戻って普通に授業を受けてるとか?
まあ何でもいいや。
また南ベンチに戻ろうと後ろを振り向くと、彼がいた。
「わっ、びっくりした…いるならいるって言ってよね!」
「お前の驚く顔、面白れぇ」
そう言って彼はケラケラと笑っている。
…なんか悔しい。
絶対にいつか仕返ししてやる!
「それよりお前、大丈夫なのか?」
「大丈夫って?」
「今日の休み時間、集まりあるんだろ?もう二限終わったけど」
二限が終わったどころか、三限始まりのチャイムが鳴った。
「ちょっと、早く言ってよ…」
寝てた私も悪いけどさ。
「わりぃわりぃ。けど…」
彼は何かを言いかけて、やめた。
「けど?」
沈黙が続いたため私から問いかけると、彼は目を泳がせて「何でもない」と言って屋上を出て行った。
「なんなのよ」
屋上にひとり残された私は、再び南ベンチに横になって眠りについた。


