関西女子転生!

「ここは?どこですか?」

イントネーションがまんま関西弁やけど、まぁ、通じるやろ。関西弁通じひんのやから仕方ない。

「ま、まさか、記憶をなくされたのですかっ、、、、!?あぁぁあ大変、すぐに医者を!」

いや、展開早すぎん、、、、?

慌ててバタバタと出ていった男の人。

そろー、と立ち上がり、これまたゴージャスな鏡の前に立つと驚愕した。



「誰や、これ、、、、」




透き通る綺麗な藍色に近い青い髪。

瞳は透明な水色に光っていて、ところどころに宝石が散りばめられたよう。


体型も、、、、つくとこはちゃんとついてるのに、すぐに折れそうなほど細い、、、、。

絶世の美少女と言っても過言ではないくらいの美貌。

ふざけてんのか、これ、、、、。

そこで思い出した。


『クロス様たち』


様、たち?複数人いるってことか?

それにしたって誰なんや、そいつ、、、、。

よほど親密なんやろうな。

「え、まさか、漫画でよくある転生ってやつ、、、、、?」

そんなわけないよな、、、、。空想での話やん、それは。体験したことないから分からへん、、、、。