「せっかくだけど・・・。」
実は、悠真は以前も和那に誘いを掛けて来た。その時は当然断ったのだが、今も彼女も即答で断ろうとした。悠真のバンドのギタ-は既に決まっていた。柚希をひとりにすることなど、和那には出来る話ではなかった。だが、悠真はそんな和那の胸の内はお見通しだった。
「当然、柚希も一緒に来てもらうつもりだ。ギタ-がふたりでも全然問題ないし、それにアイツならボーカルも任せられる。それならいいだろ?」
「柏木くん・・・。」
確かにそれなら・・・和那は心が動いたが、柚希がどう思うか?問題はそこだった。ふたりは連れ立って、柚希の意思を確認に行くと
「ギタ-ふたり編成って、もうひとりの彼は納得してるの?」
柚希は悠真に尋ねる。
「ああ。お前はどうなんだよ?」
「私は拾っていただけるなら、喜んで。」
そう言って、柚希はニッコリと微笑んだ。
「柚希。」
「よし、決まりだ。二人ともよろしくな。」
こうして、和那たちのバンド『Lumiere』は誕生した。
◇◇
「ナミ、ナミ。」
いつの間にそんな回想に耽っていた和那の耳に、自分を呼ぶ柚希の声が入り、ハッと彼女の方を見る。
「何、勝手に自分の世界に入ってるのよ。」
ややお怒り気味の親友の表情に
「ごめん・・・。」
和那は俯く。そんな彼女を見て、1つため息を吐いた柚希が
「今日はもう解散にしようか。」
と言うと
「ちょっと待って。ごめん、本当に私が悪かったから、そんなこと言わないで。」
慌てる和那。
実は、悠真は以前も和那に誘いを掛けて来た。その時は当然断ったのだが、今も彼女も即答で断ろうとした。悠真のバンドのギタ-は既に決まっていた。柚希をひとりにすることなど、和那には出来る話ではなかった。だが、悠真はそんな和那の胸の内はお見通しだった。
「当然、柚希も一緒に来てもらうつもりだ。ギタ-がふたりでも全然問題ないし、それにアイツならボーカルも任せられる。それならいいだろ?」
「柏木くん・・・。」
確かにそれなら・・・和那は心が動いたが、柚希がどう思うか?問題はそこだった。ふたりは連れ立って、柚希の意思を確認に行くと
「ギタ-ふたり編成って、もうひとりの彼は納得してるの?」
柚希は悠真に尋ねる。
「ああ。お前はどうなんだよ?」
「私は拾っていただけるなら、喜んで。」
そう言って、柚希はニッコリと微笑んだ。
「柚希。」
「よし、決まりだ。二人ともよろしくな。」
こうして、和那たちのバンド『Lumiere』は誕生した。
◇◇
「ナミ、ナミ。」
いつの間にそんな回想に耽っていた和那の耳に、自分を呼ぶ柚希の声が入り、ハッと彼女の方を見る。
「何、勝手に自分の世界に入ってるのよ。」
ややお怒り気味の親友の表情に
「ごめん・・・。」
和那は俯く。そんな彼女を見て、1つため息を吐いた柚希が
「今日はもう解散にしようか。」
と言うと
「ちょっと待って。ごめん、本当に私が悪かったから、そんなこと言わないで。」
慌てる和那。



