(やっちまったな・・・。)
その日、家路に着きながら、湊は後悔していた。
(何であんなことを言ってしまったんだろう・・・。)
もちろん、先刻の和那に対する自分の物言いについてだ。南澤和那、自分と同い年なのだそうだ。どこからどう見ても優秀な上司、周囲の信望も厚い。彼女が出来の悪い部下をなんとかしようと、懸命に指導してくれていることは、十分わかっている。
アイツ、逆切れしやがった。そう叫んだ先輩の声は耳に届いていた。自分でもその通りだと思う、全ては和那の指導や指示に応えられない自分のせいなのだ。それもわかっている。でも正直、理由は分からないが、彼女は内心、なにか自分に含むところがある、そう感じられることが何度もあった。だから素直に彼女の言葉を受け入れられない自分がいるのだ。
(だが、それだって所詮は俺が勝手にそう受け取ってるだけに過ぎないのかもしれない。だとしたら、どうしようもないな、俺は・・・。)
思わず、自嘲気味の笑みが浮かんで来てしまう。それに
(とにかく一番の問題は、彼女の仕事に対する情熱やひたむきさに自分が応えられない、いや応えようと思えないことなんだろうな・・・。)
湊は思う。はっきり言って、彼は今の仕事に全く情熱もやりがいも感じていなかった。
その日、家路に着きながら、湊は後悔していた。
(何であんなことを言ってしまったんだろう・・・。)
もちろん、先刻の和那に対する自分の物言いについてだ。南澤和那、自分と同い年なのだそうだ。どこからどう見ても優秀な上司、周囲の信望も厚い。彼女が出来の悪い部下をなんとかしようと、懸命に指導してくれていることは、十分わかっている。
アイツ、逆切れしやがった。そう叫んだ先輩の声は耳に届いていた。自分でもその通りだと思う、全ては和那の指導や指示に応えられない自分のせいなのだ。それもわかっている。でも正直、理由は分からないが、彼女は内心、なにか自分に含むところがある、そう感じられることが何度もあった。だから素直に彼女の言葉を受け入れられない自分がいるのだ。
(だが、それだって所詮は俺が勝手にそう受け取ってるだけに過ぎないのかもしれない。だとしたら、どうしようもないな、俺は・・・。)
思わず、自嘲気味の笑みが浮かんで来てしまう。それに
(とにかく一番の問題は、彼女の仕事に対する情熱やひたむきさに自分が応えられない、いや応えようと思えないことなんだろうな・・・。)
湊は思う。はっきり言って、彼は今の仕事に全く情熱もやりがいも感じていなかった。



