わたしは安福先輩の何ですか?

チャイムが鳴ってホームルームが終わった。
少しだけバクバクする胸を押さえながらすぅーっと息を吸って、心臓を落ち着かせながら下駄箱の前で待っていた。

たぶん、そろそろ来るよね?
連絡するのもあれかなって待ち伏せすることにしたけど、なんかめっちゃ緊張するし。

大丈夫かな?これでいいかな…
正解なんてないのはわかってるんだけど。


あ、来た!


「粋先輩…!」


でも、やっぱりこのままじゃよくないと思うんだ。

「みらの…」

粋先輩を呼び止めた、スニーカーに履き替えたところを引き留めて。
少し驚いた表情をした粋先輩は初めて見る顔をしていた、たぶん私が待ってるなんて思わなかったんだと思う。

「ちょっといいですか?」

下校時間はあたりまえだけどここには人が多い、せっかく消えた噂だってまた立ち込めるかと思ったけど…

でも今はそんなことより大事なことがあって。


「粋先輩と話がしたいです」


ちゃんと向き合いたくて。