わたしは安福先輩の何ですか?

大晦日がきて年が明けて、安福先輩と初詣に行ったりして…


あれから粋先輩と会わないまま冬休みが終わった。

連絡も来ないし、しないし、何も話すことがないまま…


「久保田先輩とは別れたの?」

「……。」

学校が始まった、あけおめの次にこれを言われるとは思わなかったけど。

「噂聞かなくなったから」

「…ともち、教えてくれてありがとう」

「よかったね、冬休みのおかげで噂も消えて」

「うん…」

年が新しくなったらそんな話もどこかへいっていた。

実際嘘だったんだから、みんなが飽きれば消えていくのが噂ってやつで。

だからこれでよかった、早くこうなってほしいって思ってた…

だけど、本当にこのまま終わりでいいのかなぁって。


粋先輩と、このまま…


「あ、2号!」

廊下を歩いていたら呼び止められた、鈴木先輩に。私に用があったみたいでタタッと駆け寄って来た。

何かあったかな?鈴木先輩が私にって…

「こないだはありがとう」

こないだ?ってなんだっけ…あ、カラオケか!

「いえ、幹事とかやったことないんでちゃんと出来てたかは…」

「それじゃなくて」

「え?」

見上げて鈴木先輩と目を合わせた。

じゃあ何の話なのかなって…

「スマホ、2号が走って持ってきてくれたんだよね」

あの日、鈴木先輩が忘れて行ったスマホ。
咄嗟に走り出したけど間に合うはずもなくてただ無駄な行動だった。

だってあのスマホを届けたのは私じゃなくて…

「久保田が言ってたから」