わたしは安福先輩の何ですか?

はぁ~っと両手で顔を覆った。
自分の不甲斐なさにタメ息が止まらない。

そんな落ち込むことでもないとは思うんだけど、恥ずかしくって…

このままカラオケに戻るの恥ずかしくって!

「2号って呼ばれていいわけ?」

……はい?
突然何を言い出すのかわからない、なんで今その話を?

というか、そもそもそれって…!

「粋先輩が言い出したんじゃないですか!」

覆っていた手を離して粋先輩の方を見た。

私が2号って呼ばれてるのも、2号が浸透しちゃったのも、全部粋先輩が言い出したことなのに!

「そうだよ、俺が言った」

「ですよね!全部粋先輩が…っ」

目を合わせた、粋先輩と。

もっと、いじわるな瞳をしてると思ったんだ。

そう呼ばれて私をからかうみたいな、でもじぃっとただ見るだけで。

「2号が広まるように仕掛けて、みんなが2号って呼べばいいのに~!って思ってた」

「マッジで迷惑なんですけど、何考えてるんですか?性格悪過ぎですっ」

フイッと視線を逸らして前を向く、やっぱり粋先輩は粋先輩だって思って。

もうどんだけ振り回されて来たかわからない、だから嘘なんだよ。


やっぱり私のことが好きだなんて、嘘だよ。


「それで俺だけ“みらの”って呼ぼうと思ってた」


噓だよ…
って思いたいのに。