わたしは安福先輩の何ですか?

「「「「「ありがとうございました~!」」」」」

もちろん最後は鈴木先輩の言葉と撮影会で締められた。

ハッチが張り切って写真を撮ってたからも少しおこぼれハッチのモテブームは続きそうだった。

私たち1年と2年生の先輩たちはも少しカラオケしていこうってことで、今度こそ安福先輩の隣にしれーっと座れたらいいなぁって近付いて…

「ん、これ誰のスマホですか?」

安福先輩の隣に転がっていた、透明なカバーの付いたシルバーのスマホが。

「あ、それ鈴木先輩のだ!」

安福先輩が指さした。

これが鈴木先輩のスマホ…!
ただのスマートフォンなのにすごく高貴なものに見える…じゃなくて。

「忘れ物ですか?」

「たぶん!ポケットに入れてたから落ちちゃったのかな」

「これは困りますよね!!」

デジタル化社会でなくてはならない必需品第1位のスマホを忘れていくなんて…
私なんて家の中でも持ってないと不安になるのに、ソファーにコロッと落ちているから。

鈴木先輩気付いてるかな?
忘れていったこと、気付いてないかな…

先輩たちが帰ってまだ5分くらい、今から追いかければ…


間に合うかな!?


「私ちょっと届けて来ます!」

「え、みらのちゃん!?大丈夫!?」

「全然大丈夫です!私幹事なんで!!」

「幹事だから大丈夫は意味わからないよ!」