わたしは安福先輩の何ですか?

誰かが歌い始めたらもうあとはわいわい盛り上がるだけ、みんな好きに喋って合いの手打ってミラーボール付きのパーティールームは2倍も3倍も盛り上げてくれるから。

鈴木先輩がマイクを持ったらすちゃっとスマホを構えた女子たちの場所の取り合いでこちらもある意味盛り上がってたけど。

てか鈴木先輩、歌うまっ!めっちゃうまっ!!

なんて泣けるバラード歌うの…
スマホ構えた女子たちみんな泣いてる異様な空間が出来上がった。

それもそれでもおもしろくていいね!うん、いい!

「みらの歌わないの?」

「私ですか、私は…」

「え、もしかして音痴?」

「…。」

「うーわ、そうなんだ!」

マジで人の嫌なところをつくのが得意過ぎる、粋先輩は。
わざわざ言わなくてもいいことを言ってくるから。

「そーゆう粋先輩だって歌ってないですよね?あ、もしかして音痴ですか?」

「そんなわけないだろ、俺は歌わなくても絵になるからいーんだよ」

「マジで何言ってるんですか」

ふぅっと息を吐いてオレンジジュースの入ったコップを手に取った、ちゅーっとストローで吸って…

安福先輩、ポテト食べてる。ずっとポテト食べてる。

歌なんかちっとも聞いてなくて…

「!」

あ、目が合った。

やば、ずっと見てたのバレた…!

でもふふって安福先輩が笑ったから。


なんか今のはよかった、付き合ってるぽかった、今のは…へへって私も笑っちゃった。

キュンってしちゃった。


楽しいなぁ、こーゆうの…

「なぁなぁ~、久保田と2号って付き合ってんだろ?」