わたしは安福先輩の何ですか?

「みらのちゃん、幹事ご苦労様!」

目を細めていた私の隣に安福先輩がひょっとやって来たからその瞬間パッと顔を切り替えた。安福先輩の隣でこの顔はもったいない。

「下見までして大変だったよね」

「あ、下見は…」 

ここじゃないんだけど、あれきっといらない下見だっだよ。
でも安福先輩には言いづらくて無理に笑って返しちゃった。

「はい…!だからみんな楽しんでくれるといいです!」

下見は嘘じゃないし、一応。

ぞろぞろとカラオケルームに入っていくみんなの後ろをついて、このまま安福先輩の隣に座れたらいいな~って思いながら。

安福先輩とカラオケは初めてだ。

何歌うのかな?上手いのかな?楽しみだな~…

「みらの、こっち!」

カラオケルームに入った瞬間呼ばれた。

「俺ら幹事だから周り見やすいとこじゃないとダメだろ」

「……はい」

粋先輩に言われるがまま座った、粋先輩の隣に。

安福先輩はと言うと鈴木先輩の隣でほんのり緊張しながらおしゃべりしてた。
え、混ざりたい。私もそこへ混ざりたい。

「では今から文化祭実行委員打ち上げのその後を始めまぁーす!」

意気揚々と粋先輩がマイクを持って始まった文化祭実行委員打ち上げのその後(そのタイトル何?)、渋々座ったこの席で。

いいのかな?これで合ってるのかな?

これも騙されてない…?