わたしは安福先輩の何ですか?

嘘だ、嘘だ、嘘だ…!

なんでこんなことに、今日はせっかく安福先輩と…っ 


安福先輩と初めての約束だったのにーーーーーっ!!!


「…プリント全然わかんないし」

ぐすんっと出て来そうになる鼻水をすすりながら安福先輩LINEを送った。横断幕の片付けにいけなくなってしまったことを謝るLINEをしたら、すぐに返事が来て大丈夫だよってにこって笑った絵文字まで付けてくれた。

それが余計につらかった。

あぁ、今日は屋上デートだと思ってたのに…

パタンッと自習室の机に顔を伏せた、ダメだちっともやる気出ない。これやらないと帰れないんだけど。

「2号何してんの?」

あ、なんかすごい嫌なタイミングで会った気がする。
顔を上げようか迷うぐらいあんまり会いたくないタイミング…

「追試プリント?」

でも先にプリントの方を見られちゃって。

「うわーっ、2号テスト悪かったんだ!?」

「久保田先輩声が大きいですやめてくださいっ!」

あわてて顔を上げたら、久保田先輩がニヤッて笑ってた。すっごいいやらしい顔してた、イケメンの顔が台無し過ぎる。

「…久保田先輩も赤点だったんですか?」

「そんなわけないじゃん、俺は明日の予習して帰ろうと思ったの」

そのままスッと私の隣に座った、スクールバッグから教科書とノートを取り出して。

「真面目だから」