わたしは安福先輩の何ですか?

トンッとスマホをタップしていちごパフェが注文された。
スマホをテーブルに置いた粋先輩の方をキッと力を入れて睨んじゃった。

「私怒ってるんですよ!」

「え、なんで?」

「な…っ!?わかりますよね!?安福先輩の気持ち踏みにじったことも、粋先輩に嘘つかれたこともめっちゃくちゃ怒ってます!」

「俺がついた嘘って何?」

しれーっとした顔で聞いてくるから、イラッとしてピクッて眉が動いちゃった。

よくそんなことしてませんよみたいな顔で言えますね、たくさんあるんですけど、言い切れないぐらいたくさん…!

でも1番ありえないって思ったのは…っ

「私のこと好きとかテキトーなこと言ってきたことです」

なんでこんなこと言い出したかもわからない、せめてもう少しマシな嘘をついてほしいぐらい。

こんな粋先輩らしくもない、嘘。

「嘘じゃないけど」

テーブルの上に肘をついて、その上に顔を乗せて。

そのじっと見てくる瞳がまず怪しいの。
私が信じたら最後、悪魔の微笑みが待ってるから。

「嘘ですよね!?」

こうやって何度も騙されてきたんだから、いい加減私だってわかってるよ。

「わかってるんですよ、粋先輩のことは!そうやって楽しんでるんですよね!?私のことバカにして楽しんでるんですよね!?」

いつもひょうひょうとして、言うことは口ばっかりで、にこりと笑った時にはもう主導権は粋先輩で。

「そうやってバカにしてくるのほんと嫌です!」

私はいつも騙されてばかりだ、笑われてばかりだ。

まるで粋先輩の手のひらで踊らされてるみたいな、もうそんなの…っ!

「じゃあ俺のこと嫌いになって」