わたしは安福先輩の何ですか?

学校帰り、粋先輩のスマホ情報を頼りに駅の方のかわいくておしゃれなカフェに来た。
確か最近オープンしたばっかでインスタでも話題になってたとこだ、店内もかわいいしいっぱい写真撮りたくなるかも。

その一番奥のテーブルに案内されて、粋先輩がスマホでメニュー表のQRコードを読み込んだ。

「みらの何にする?」

「え、何があるんですか?」

「パンケーキとか、スコーンのセットとか…あ、パフェもある」

見せてもらったメニューはどれも映えだった。

すごい!ピカピカしてる…!
でもおいしそう!!

「おすすめはこのミラクル♡いちごパフェらしいよ」

「わっ、かわい…っ」

粋先輩がスマホを見せてくれたからつい近付いちゃって、その距離にハッとする。
わざとらしくにこりと粋先輩が笑ったから。

「……。」

ほら、絶対バカにされてる。

わかってるんだから、あれだって嘘ってことをね!
粋先輩が私のことを好きなはずないんだよ!

「楽しいね、デート♡」

「全然楽しくないですよ!てゆーかデートじゃないです、下見です!!」

喋れば喋るほど粋先輩のペースで、何言っても私が粋先輩に勝てる気はしない。

余裕たっぷりに微笑んでくるのむかつく…!

「ミラクル♡いちごパフェにしよっかな~!みらのはどうする?」

「…私もそれにします」