わたしは安福先輩の何ですか?

粋先輩に強引に呼び出されて何かと思えばどんっとスマホの画面を見せられた。そこにはおしゃれでかわいいお店ばかりピックアップされたページが載っていた。

は…、何ですか?これはなんですか??

「下見って何のですか!?」

「鈴木先輩に言われたじゃん、冬休みに文化祭実行委員で遊ぶやつ」

「その下見って入ります!?しかもそんなおしゃカフェ…!」

てっきり今回もボウリングかと思った!
隣にゲーセンあったし、カラオケもあるし、バッティングセンターとかバスケとかも出来るから…

「それもいいけど、もっと記憶の残ることしたいかなって」

「…でもみんなで遊ぶやつですよ、もっとわいわい出来る方がいいと思いますけど」

「それは二次会にすればいいじゃん」

「……。」

…そうかもしれないけど、でも下見って。

それはいるかな?
わざわざ行って確認するようなことあるかな??

そこまでしなくても…

「本当にする必要ありますか?」

「いるでしょ、先輩たちの最後の思い出なんだから」

「…。」

粋先輩はずるい。

それを言われたら、しなくていいなんて言えないもん。
私だって先輩たちにとっていい思い出にしてほしいし、文化祭実行委員の先輩たちはみんないい人ばっかで大好きだから。

…ね?って笑った鈴木先輩のキラキラ笑顔が脳裏に焼き付いて離れないし。

「でも安福先輩が…っ」

「蒼ちゃんには言ってあるから」

「……。」

だとしても不服だけど、これもすべては先輩たちのためだから。

「…わかりました、行きます」