わたしは安福先輩の何ですか?

すぐに立ち上がって廊下に出た、もう鈴木先輩の2号呼びは気にならない。

「どうかしたんですか?私に何か…」

「昨日、3年の文化祭実行委員で話してたんだけど」

文化祭実行委員…!

でまだ話すことあるんだ、いいなぁ3年生は特に仲良かったよね。

「冬休みにみんなで集まろうと思ってて、1・2年もどうかなって」

「え、いいんですか!?」

「うん、今年の実行委員はみんな仲良かったからまた集まりたいって話しててさ」

「行きたいです!」

わ、嬉しい!打ち上げのボウリング超楽しかったからまたみんなで集まれるの嬉しい!

実は今でも写真見返してるからね♡

「俺らは受験生だから息抜き程度でちょっとしか参加は出来ないんだけど、最後の冬休みの思い出にね」

「あ、そうですよねっ、もう受験が…」

「そう、だからたぶんずっとは居られないんだけど」

「いえ、鈴木先輩が来てくださるだけで全世界が喜びます!」

「世界?」

鈴木先輩の写真が欲し過ぎて、あれ以来写真担当ハッチがちょっとだけモテるようになったのは1年生文化祭実行委員の秘密だから。
女子たちに話しかけられるからハッチ無駄にドキドキしてたらしい。

まぁ私もお願いしたけど、鈴木先輩じゃなくて安福先輩の写真…♡

「3年は俺が仕切るから1年は2号にお願いしていい?」

「わかりました!任せてください!」

安福先輩とも一緒に行けるの嬉しい。
2人で会うのはもちろんなんだけど、みんながいて安福先輩もいるのもいいよね。

あ、そうだ!
2年生の仕切りは安福先輩にお願いすれば…!


「2年は久保田に頼んだから」


………え?

「2号、久保田と仲良いしいいよね?」

え、それは…

「ね?」

キランッと効果音付きの鈴木先輩の笑顔を前に拒否権なんか使えるわけがない。喜んで!と言わんばかりの笑顔で返した。

まぁでもみんなに連絡するぐらいじゃん?
日にち決めて連絡するぐらいじゃん?
もしかしてお店の予約もあるかもしれないけど、それぐらいじゃん?


別に粋先輩と何かするってわけでもー…


「とりあえず行くか、下見」