わたしは安福先輩の何ですか?

足を止めた、静かに息を吸って前を向く。
安福先輩と目を合わせ、体中を支配するような鼓動に負けないように息を吐いた。

自分の気持ちを言葉にするのは勇気が入って、その答えを聞くのはすごく怖いけど…


もう迷わないよ。

だって私の気持ちは私のものだから。


たとえ安福先輩がまだみちゃのことを想ってても、私は私だから。


私の恋心は、私のものだからー…


「安福先輩のことが好きです」


前を見て、胸を張って。

「安福先輩に他に好きな人がいるのは知ってます…」

泣かないで私、まだ泣くところじゃないから泣くのは少し早いよ。

「忘れられない人がいるもの知ってます…っ」

ちゃんと伝えることが出来たら、そしたらうんと泣いていいから…

「でも私は安福先輩が好きです…!」

今はまだもう少し、がんばるんだ私。

「安福先輩の彼女になりたいです…っ」

やっと言えた、やっと言えたよ。

よかったね、私。

涙は我慢できなくてぐちゃぐちゃだったけど、もういいか…どーせもっと泣くことになるんだし、安福先輩引いてないかなーとかもう気にしなくても。


いいよね、これでよかったよね?

私、ちゃんと伝えられたから…


「俺がいつ忘れられない人がいるって言った?」