わたしは安福先輩の何ですか?

それを言われたら気にしてる私の方が。
私のせいでこうなったわけだし、それをダメって言ったら…

「あ、蒼ちゃん」

ドキッと心臓が掴まれる。ぎゅっと手のひらで潰されたみたいに。

「あー…クボちゃんと…、みらのちゃん」


見られた…!!!

粋先輩と一緒にいるところを、安福先輩に…!


「あ、クボちゃんのクラスって英語どこまで進んでる?」

「んー、確か新しいとこ入って…」

「うちより進んでる!今度ちょっと教えてほしいんだけど!」

「いーよー、また蒼ちゃんのクラス行くわ」

「ありがと!」

……。

私のドキドキとは裏腹に2人だけの会話がなされていた。
しかも授業の話、めっちゃいつもの会話っぽい。

「じゃあ、あまた明日ね~!クボちゃんもみらのちゃんも!」

ばいばーいと手を振って駆けて行く、さわやかな笑顔で…それはいつもと変わらない安福先輩だ。

私はドキドキしてたんだけど、この状況どう思ったかなって不安だったんだけど、安福先輩は何も感じてないみたいで。

安福先輩から逃げるみたいに帰ろうとしたけど本当は、私…

「蒼ちゃんは噂とか信じないから」

「え?」

「真面目だから」

「…それって関係あります?」

「さぁ」

「……。」