わたしは安福先輩の何ですか?

ドッ、ドッ、ドッと重低音が体を支配する。
たぶん数秒、たった数秒…でも待ってるのが苦痛なくらい長かった。

ゆっくり口を開く安福先輩を、息を飲むように見つめて。

「さぁ、どうかな」

ドクン…ッ
って胸の辺りを殴られたみたいだった。

「どうって…どうゆうことですか?」

「んー…」

困ったように笑って眉をひそめて、少しだけ目を伏せた。

安福先輩、そんな顔しないでください。
笑ってください、みらのちゃんのためにホームラン打ったよって…

「もう忘れた方がいいよね」

あ、どうしよう。
息のが詰まる、息の仕方がわからなくなる。

目の前が真っ白で何も映らなくなるー…

「って、思うんだけどね」

好きなんだ、忘れられないんだ…

みちゃのこと。
そんな顔するぐらい好きなんだ。

「みらのちゃん?」

やだ、やだよ…!

まだ安福先輩の中にみちゃがいるなんて…っ
泣きそうだ、本当に何も映らなくなっちゃうよ。

瞳に溜まっていく水分で安福先輩のことがー…

「あれ~?みらのと蒼ちゃんじゃん、何してんのー?」

「あ、クボちゃん!」

粋先輩…!!!