わたしは安福先輩の何ですか?

「あら~、これはまたひどい怪我ねぇ」

氷のうを持って保健の先生が戻って来た。

私より重症な生徒が運ばれたことによって私はベッドの方へ、捻挫したところを冷やしながら粋先輩と並んで座る。
…この人超元気だけどね、どこも悪くないんだけどね。

「蒼ちゃん大丈夫~?」

「うん、たぶん…ズル剥けだけど」

「それ大丈夫じゃないよね」

全然ッ、大丈夫じゃないです!
もう見た目が痛々しい…!!

安福先輩の右ひざはパッカーッと言わんばかりに皮膚がえぐれちゃって…見てられない!そんな安福先輩のおみ足見てられない!

先生がちょんちょんっと消毒液をつけて、沁みるせいでたまに顔をしかめる安福先輩の表情が…見てるだけで痛くて、ふいっと視線を逸らしちゃった。

「てかクボちゃんもみらのちゃんのどうしたの?」

「あ、私はバレーしてて転んで捻挫しちゃって…」

「俺は朝から頭痛が止まらなくてね」

堂々と嘘ついた!
急にはぁって息を吐いてアンニュイな顔し始めた!

「そっか、大変だねクボちゃん体弱いもんね」

「そーなの、俺弱いの♡」

……。
安福先輩にもそんなこと言ってんだ、マジであれなんだねこの人。

その間にも保健の先生はテキパキと処置としてすぐに手当ては終わってた。

「これでいいね、あとは雑菌入れないように気を付けてね」