わたしは安福先輩の何ですか?

「ふっ」

って、安福先輩が声を漏らした。

「みらのちゃんっておもしろい子だよね」

さっきまで険しい顔ばかりしていた安福先輩が笑った。

「ありがと、元気出たよ」

……。

本気だったんだけど、これで練習したらいい練習になるんじゃないかなって私は本気で思ってたんだけど。

だって野球のことわかんないから。

でも安福先輩が笑ってくれたことが嬉しくて。

「クラス練全然出来なくて凹んでたんだけど今ちょっとやる気出たかも」

私に向かって笑ってくれることが嬉しくて。

「やっぱがんばりたいよね、クラスマッチ!」

私もがんばりたいよ、安福先輩が笑ってくれるなら。

がんばってもいいですか?

「じゃあ試してみてください!」

「え、それは…一応やってみようかな」

「ですよねですよね!なんでも挑戦ですよね!!」

だってまだわからないよね、私が勝つ方法もあるかもしれないもんね。

どーせ好きはやめられないんだ。

だったら私は気の済むまで好きでいたい。

「じゃあいきますよ、投げますからね!」

「よーし、いつでも来ーい!」

やぁっとボールを投げたら安福先輩が勢いよくバットを振った。カキーンッとキレイな高音が響いて、思わずボールを目で追った。

超絶ミラクルクリーンヒットだ!!

「すごい!!」

「うわっ」

飛んでいくボールから目が離せなくて…