わたしは安福先輩の何ですか?

約束の時間の10分前に着きそうだ。

だって緊張して、落ち着かなくって早く家を出ちゃったから…


今日は安福先輩とデート。


あ、違うっけ!?

手伝えなかったお詫びに安福先輩と休みの日に会うことになって、安福先輩が行きたいところあるって言うから、だから…っ

「みらのちゃん!」

「安福先輩っ、来るの早くないですか!?」

もう来てた、私の10分前より早かった。

「みらのちゃんも早いじゃん」

「それは…っ」

楽しみにし過ぎてたからだけど、そわそわしちゃって家を早く出ちゃっただけだけど。

安福先輩は…?

「俺、人待たせるの気になっちゃうんだよね」

良い人!!!

その笑顔だけでもう満たされちゃった、胸がいっぱいになるんだもん。
全部、全部、今なら受け止められるから。

「じゃあ行こっか、みらのちゃん」

「はい!」

うれしいって思っていいんだよね?

安福先輩のあとをタタッと駆け足で追いかけて隣に並んだ。

あ、ちょっと近付き過ぎちゃったかも。
もうちょっとで安福先輩に触れるとこで…

こっちを向いた安福先輩と目が合った。

その瞬間、ドキッとして吸った息を吐くのを忘れちゃった。
それくらいドキドキしちゃって。

私服姿の安福先輩もカッコいいんだもん…!