この反応込みで、全部、かわいい。 照れ隠しみたいに膨れた頬も、視線を逸らしながらも離れようとしないところも、強がってるくせに耳まで真っ赤なところも。 全部だ。 一千華は、自分がどれだけ無防備な顔をしてるか、たぶん、気づいてない。 少なくとも、俺の前では。 だから余計に、誰にも見せたくなくなる。 手放す気なんて、最初からない。選択肢にすら入ってない。 だから―― 「一千華、もう一回」 覚悟しろよ、天使さま。