初恋リスタート

「男、いるの?」
「い、いないよ、そんな……」


ストレートに聞かれて、どきりとする。


「そっか」


なぜか一瞬頬を緩めた彼だったけど、すぐに表情を引き締めて口を開いた。


「それじゃあ、守ってくれるやつがいないじゃないか」
「それは、そうだけど……。まあなんとかなるでしょ」


怖くもあったが楽観的に話すと、彼の眉間にしわが寄った。
本気で心配してくれているようだ。


「うーん。だったら、危険を感じたらすぐに連絡してこい。連絡先教えろ」


もうこれきりのつもりだったのに、彼がその場でスマホを出すので、連絡先を交換することになってしまった。




【試し読みはここまで】