「それじゃあ、私も推し活する」
「晶の得意なジャンル、ホラーだぞ」
「え……」
てっきり少女漫画だとばかり思ってた。
「めちゃくちゃいい絵描くんだよ。夜、眠れなくなりそうな。一枚もらって壁に貼る?」
「それはちょっと……」
ホラーは得意じゃない。ただ、絵は見てみたい。
「朝飯食べたらとりあえず家に送るけど……これからどうする?」
六本セットのビールをカゴに入れた廉太郎くんが聞いてくる。
「なんとかなるよ」
あのストーカーに家が特定されていたら、引っ越しを考えないといけなくなる。
最悪としか言いようがない。
「俺は心配だけど」
意外な言葉が返ってきて、足が止まった。



