ひかとたくに説明を受けて理解した。
●ランクは D→C→B→A→S→SS→SSS
●今の私の“お気に入り”がSの2人
●来月までにアピールしてランクを上げる制度
●月1で私がランク付けをする
今日がちょうどその“ランク付けの日”。
ランク付けの鐘が、カンカンカンと鳴り響いた。
月に一度の“ランク付け”が今から始まるらしい。
部屋の中央には男たちが整列していて、
その前に立つのは“和くん”(ボス)。
「今からランク付けを開始する。
お嬢に逆らったやつは破門だからな。
──月姫奈様、よろしくお願いします」
……はい、聞かなかったことにしよう。
でもやるしかない。
深呼吸して、私は一歩前に出た。
■Dランク
「えーっと……Dランク。前と一緒、変化なし!」
そこでひとり、気になる子が目に入った。
「あなた名前なんて言うの?」
地味だけど、ちょっと可愛い。磨けば光るタイプ。
すると彼は噛み噛みで、
「ふ、み……っと……です……」
(か わ い い !!!)
■Bランク
「Bランクの人──アピールタイムどうぞ!!」
いきなり思いつきで言ったけど、
それが地獄を引き起こした。
男たちは歌い、踊り、キザなセリフを吐きまくり……
(長い。めっちゃ長い。飽きた。)
すると、最後にひとり。
「今井遥人、16歳です。
月姫奈様とお話してみたいです。」
(え、可愛い。)
■ランクの変更発表
「Dランク 雪村郁人くん以外変化なし
Bランク、今井遥人以外変化なし。
Aランク変化なし。
……では、変更を発表します!」
私は胸を張って言った。
「郁斗くん──Aランク!」
ザワッ……!!
会場がざわめく。
「なんであいつが!?」「誰!?」「おれは!?」って声が飛ぶ。
(ごめん。でも原石だったの…許して…)
続けて。
「今井遥人──Aランク。
たく──Sランク。
ひか──Sランク。
以上です!」
最後に、思ったままを素直に伝えた。
「今回は皆さんのことをまだよく知らないので、
ランク付けが完璧じゃないかもしれません。
たくかひかにアピールしたい方は言ってください。
来月のランク付けまでに、もっと皆さんのこと知りたいです!」
なるべく可愛く笑ってみた。
(ひかに後で突っ込まれるけど)
会場がざわつく中、私のランク付けは終了した。
●ランクは D→C→B→A→S→SS→SSS
●今の私の“お気に入り”がSの2人
●来月までにアピールしてランクを上げる制度
●月1で私がランク付けをする
今日がちょうどその“ランク付けの日”。
ランク付けの鐘が、カンカンカンと鳴り響いた。
月に一度の“ランク付け”が今から始まるらしい。
部屋の中央には男たちが整列していて、
その前に立つのは“和くん”(ボス)。
「今からランク付けを開始する。
お嬢に逆らったやつは破門だからな。
──月姫奈様、よろしくお願いします」
……はい、聞かなかったことにしよう。
でもやるしかない。
深呼吸して、私は一歩前に出た。
■Dランク
「えーっと……Dランク。前と一緒、変化なし!」
そこでひとり、気になる子が目に入った。
「あなた名前なんて言うの?」
地味だけど、ちょっと可愛い。磨けば光るタイプ。
すると彼は噛み噛みで、
「ふ、み……っと……です……」
(か わ い い !!!)
■Bランク
「Bランクの人──アピールタイムどうぞ!!」
いきなり思いつきで言ったけど、
それが地獄を引き起こした。
男たちは歌い、踊り、キザなセリフを吐きまくり……
(長い。めっちゃ長い。飽きた。)
すると、最後にひとり。
「今井遥人、16歳です。
月姫奈様とお話してみたいです。」
(え、可愛い。)
■ランクの変更発表
「Dランク 雪村郁人くん以外変化なし
Bランク、今井遥人以外変化なし。
Aランク変化なし。
……では、変更を発表します!」
私は胸を張って言った。
「郁斗くん──Aランク!」
ザワッ……!!
会場がざわめく。
「なんであいつが!?」「誰!?」「おれは!?」って声が飛ぶ。
(ごめん。でも原石だったの…許して…)
続けて。
「今井遥人──Aランク。
たく──Sランク。
ひか──Sランク。
以上です!」
最後に、思ったままを素直に伝えた。
「今回は皆さんのことをまだよく知らないので、
ランク付けが完璧じゃないかもしれません。
たくかひかにアピールしたい方は言ってください。
来月のランク付けまでに、もっと皆さんのこと知りたいです!」
なるべく可愛く笑ってみた。
(ひかに後で突っ込まれるけど)
会場がざわつく中、私のランク付けは終了した。

