恋人は一日中、わたしを甘く溺愛したがる。

美緒(みお)に、なにか買って行こうか……。


僕・華琵岬(はなびみさき)は、お土産屋で迷っていた。

僕の彼女は、幼なじみでもある楓(かえで)美緒。

たまに関西弁(エセだけど)の、元気なかわいい女の子だ。


今日は天川と天川の従兄弟と水族館に行くということで、美緒はいない。

まぁ、まさか、凪翔さんと月に会うなんて思いもしなかったけど。美緒も、月がいるなら飛んで来ただろうなぁ……。


そんなことを考えながらお土産を物色していると、ポケットにいれてあったスマホが震えた。