恋人は一日中、わたしを甘く溺愛したがる。

ええっと……確か、ここら辺に見たような……。

道を曲がると、ちょうど自動販売機を見つけた。

お茶を買って、早くみんなのところへ戻ろうと足を急がせる。


……って、あれ?

道の先に、鈴くんがいて目を瞬いた。

「鈴くんも飲み物、買いに来たの?」

「……深魁。いや、そうじゃなくて……」

そうじゃないなら、どうして……?