恋人は一日中、わたしを甘く溺愛したがる。

二人もやり合う口を止めて、呆然と鈴くんを見た。


本人は、俺なんか変なこと言ったか? みたいな感じで、きょとんとしている。

けど、わたしを抱きしめる凪翔くんの手の力が少し強くなったことに、わたしは気づいちゃったよ!

な、凪翔くん、怒ってる……!


「あ……ありがとうっ! わたしも鈴くんと、話してみたい……! それに、妹さんとも!」

「月」

「な、凪翔くん……ダメ?」