恋人は一日中、わたしを甘く溺愛したがる。

それだけでも驚くには十分なのに、もう一人は……

「あっ」

「え……!」

このあいだ、海津(かいづ)さんたちといた女の子だ……!

実は、凪翔くんとわたしがまだ幼なじみだけの関係だった時、わたしが海津さんっていう怖い高校生の人とその仲間に絡まれて。

その時に、わたしが海津さんについて行くから、その子は離してあげてくださいって言った時の子だ……!

あの日は、凪翔くんと燈くんが助けに来てくれてわたしは助かったけど、病弱な凪翔くんが倒れちゃったりとかして、大変だったなぁ……と、過去を振り返る。