エリシアは震えながらも
ヴァルディスを睨み返す。
胸をかきむしられそうなほどの怒りと悲しみ。
その視線の先──
瓦礫の中から立ち上がったセドリクスがいた。
血に濡れた髪。
握りしめた拳は白く染まり、
その瞳は血走り
── 尋常ではなかった。
セドリクス
「私の……エルフリーデ様を。よくも……よくも……!」
黒曜石の床をひび割らせるほどの魔力が、
彼の身体からあふれ出す。
「そして今度は……エリシアまで……!
絶対に!! 許さない!!!」
その叫びは獣の咆哮のようであり、
千年前の英雄の魂が目覚めた瞬間だった。
蒼銀の魔力が爆発的に解放され、
彼の背後に巨大な蒼い騎士の幻影が浮かび上がる。
鎧が光り、
剣が振るわれるたびに空間が軋む。
「な……なに、この魔力……!?これが古代騎士の力なの……!」
「これが……“英雄セドリクス”の本来の姿……!」
ルチアやカインも驚嘆の声をあげた。
エリシアの身体を拘束していたヴァルディスの魔法が、
蒼い光で焼き切られるように消えた。
ヴァルディスが愉悦から一転して、
驚愕の表情を浮かべる。
「馬鹿な……この男の魔力量が跳ね上がっている……!?」
蒼い閃光と黒い炎が、
玉座の間で激しくぶつかり合う。
火花が散る。
空間が歪む。
古代の城が震える。
振り下ろされたセドリクスの剣が、
ついにヴァルディスを後退させた。
「セドリクス……!」
エリシアの声に振り返ったセドリクスの瞳は、
蒼い光を宿しながらも、
確かにエリシアを見つめていた。
「エリシア……あなたには触れさせない。私の命に代えても。」
ヴァルディスを睨み返す。
胸をかきむしられそうなほどの怒りと悲しみ。
その視線の先──
瓦礫の中から立ち上がったセドリクスがいた。
血に濡れた髪。
握りしめた拳は白く染まり、
その瞳は血走り
── 尋常ではなかった。
セドリクス
「私の……エルフリーデ様を。よくも……よくも……!」
黒曜石の床をひび割らせるほどの魔力が、
彼の身体からあふれ出す。
「そして今度は……エリシアまで……!
絶対に!! 許さない!!!」
その叫びは獣の咆哮のようであり、
千年前の英雄の魂が目覚めた瞬間だった。
蒼銀の魔力が爆発的に解放され、
彼の背後に巨大な蒼い騎士の幻影が浮かび上がる。
鎧が光り、
剣が振るわれるたびに空間が軋む。
「な……なに、この魔力……!?これが古代騎士の力なの……!」
「これが……“英雄セドリクス”の本来の姿……!」
ルチアやカインも驚嘆の声をあげた。
エリシアの身体を拘束していたヴァルディスの魔法が、
蒼い光で焼き切られるように消えた。
ヴァルディスが愉悦から一転して、
驚愕の表情を浮かべる。
「馬鹿な……この男の魔力量が跳ね上がっている……!?」
蒼い閃光と黒い炎が、
玉座の間で激しくぶつかり合う。
火花が散る。
空間が歪む。
古代の城が震える。
振り下ろされたセドリクスの剣が、
ついにヴァルディスを後退させた。
「セドリクス……!」
エリシアの声に振り返ったセドリクスの瞳は、
蒼い光を宿しながらも、
確かにエリシアを見つめていた。
「エリシア……あなたには触れさせない。私の命に代えても。」



