エリシアの首を軽々と持ち上げ、
覗き込んだその漆黒の瞳に、
愉悦の光が宿る。
「くくっ。そうだ、面白い話を思い出した。」
そこからヴァルディスは語り始める。
千年前
──ルーヴェル最後の王女
エルフリーデが捕らえられた日のことを。
王国を滅ぼした皇帝は、
たった一人で戦った王女にこう囁いたという。
『私の妻になれば……命は助けてやろう』
しかし王女は震えながらも拒絶した。
『私は……この身の全てを捧げる相手を、たった一人と決めています。あなたではありません。』
その一言が皇帝の逆鱗に触れた。
皇帝は泣き叫ぶエルフリーデを
乱暴に連れ去り、強姦したのだった。
ヴァルディスは下卑た笑みを浮かべながら続ける。
「皇帝の手記には、こう書かれていた。
“王女は凌辱されている最中、
『ごめんなさい……セドリクス……本当はあなたにあげたかった……』と嗚咽していた”……とな。まぁその王女は翌朝、飛び降り自殺したらしいが。」
エリシアの胸に
怒りと悲しみが混じった衝撃が走る。
エルフリーデ様はどれほど怖くて、
どれほど悲しかっただろう。
ヴァルディスは顔を寄せ、
囁くように言った。
「その皇帝に倣って、蒼銀の王女を手に入れるのも……悪くないな?」
覗き込んだその漆黒の瞳に、
愉悦の光が宿る。
「くくっ。そうだ、面白い話を思い出した。」
そこからヴァルディスは語り始める。
千年前
──ルーヴェル最後の王女
エルフリーデが捕らえられた日のことを。
王国を滅ぼした皇帝は、
たった一人で戦った王女にこう囁いたという。
『私の妻になれば……命は助けてやろう』
しかし王女は震えながらも拒絶した。
『私は……この身の全てを捧げる相手を、たった一人と決めています。あなたではありません。』
その一言が皇帝の逆鱗に触れた。
皇帝は泣き叫ぶエルフリーデを
乱暴に連れ去り、強姦したのだった。
ヴァルディスは下卑た笑みを浮かべながら続ける。
「皇帝の手記には、こう書かれていた。
“王女は凌辱されている最中、
『ごめんなさい……セドリクス……本当はあなたにあげたかった……』と嗚咽していた”……とな。まぁその王女は翌朝、飛び降り自殺したらしいが。」
エリシアの胸に
怒りと悲しみが混じった衝撃が走る。
エルフリーデ様はどれほど怖くて、
どれほど悲しかっただろう。
ヴァルディスは顔を寄せ、
囁くように言った。
「その皇帝に倣って、蒼銀の王女を手に入れるのも……悪くないな?」



