星の継承の儀式が終わった直後。
エリシアの身体にはまだ淡い蒼光が残り、
力が安定しない。
セドリクスも彼女の体調を気にして
慎重に外へ出ようとした
――その瞬間。
──闇が裂けた。
黒いフードと仮面をつけた戦士たちが、
音もなく境内に降り立つ。
空気が一瞬で冷え、
霊院全体が“殺気”で満たされる。
「あれが長老たちの言っていたアストラ・ベイン……!」
ライオネルが刀を抜きながら低く唸る。
その先頭、
真紅の紋章の入ったマントを翻して現れた剣士。
面布越しでも分かるほどの圧倒的な気配だ。
「星の継承は完了してしまったか。では、姫の命――いただく。」
その声は凛として美しく、冷たい。
「セドリクス、姫を連れて離脱を!」
「だが――」
「王家の血は、今はお前が守るしかない!」
ライオネルの叫びに、
セドリクスは悔しそうに奥歯を噛み
――エリシアの手を強く引いた。
「エリシア、行くぞ!」
だがエリシアは振り返る。
騎士団は既にアストラ・ベインと激突し、
火花が闇を裂いていた。
「みんなが……!」
「大丈夫だ。奴らは百戦錬磨だ。今はお前の安全が最優先なんだ。」
そう言いながらも、
セドリクスの瞳には焦燥が滲む。
古代王家を守るため戦い続けた彼にとって、
離脱は屈辱に近い痛みだった。
エリシアの身体にはまだ淡い蒼光が残り、
力が安定しない。
セドリクスも彼女の体調を気にして
慎重に外へ出ようとした
――その瞬間。
──闇が裂けた。
黒いフードと仮面をつけた戦士たちが、
音もなく境内に降り立つ。
空気が一瞬で冷え、
霊院全体が“殺気”で満たされる。
「あれが長老たちの言っていたアストラ・ベイン……!」
ライオネルが刀を抜きながら低く唸る。
その先頭、
真紅の紋章の入ったマントを翻して現れた剣士。
面布越しでも分かるほどの圧倒的な気配だ。
「星の継承は完了してしまったか。では、姫の命――いただく。」
その声は凛として美しく、冷たい。
「セドリクス、姫を連れて離脱を!」
「だが――」
「王家の血は、今はお前が守るしかない!」
ライオネルの叫びに、
セドリクスは悔しそうに奥歯を噛み
――エリシアの手を強く引いた。
「エリシア、行くぞ!」
だがエリシアは振り返る。
騎士団は既にアストラ・ベインと激突し、
火花が闇を裂いていた。
「みんなが……!」
「大丈夫だ。奴らは百戦錬磨だ。今はお前の安全が最優先なんだ。」
そう言いながらも、
セドリクスの瞳には焦燥が滲む。
古代王家を守るため戦い続けた彼にとって、
離脱は屈辱に近い痛みだった。



