古い星図が刻まれた回廊を進むと、
自然の洞窟を利用したような大広間に出た。
天井はドーム状で、
そこに散りばめられた無数の“星の紋”が淡く発光し、
まるで夜空の中に立っているかのようだった。
エリシアは息を呑む。
「……綺麗……ここ、本当に……空みたい」
ライオネルが微笑む。
「ここは“天空の書庫”と呼ばれた場所です。星を読む者だけが入れたとか」
セドリクスは慎重に周囲を見渡し、
「この気配……エルフリーデ様が残した魔術結界がまだ生きている。
――姫は、この場所に何か託していたのかもしれぬ」
と呟く。
エリシアの胸が、
不思議なざわめきで満たされる。
そして中央に据えられた巨大な装置――
円盤と水晶が複雑に組み合わさった“星読み機構”が、
彼女が近づいた瞬間、
かすかに光を帯びた。
……脈動する。
まるで彼女の血に呼応するかのように。
「えっ……なに、これ……?」
エリシアが思わず後ずさる。
星読み装置はさらに強く光り、
天井の“星の紋”が次々と連動して点灯し始めた。
ライオネルの顔色が変わる。
「反応している……!
姫、あなたの“蒼銀の血”が……目覚めようとしている!」
セドリクスはエリシアの肩に手を当て、
「大丈夫だ。恐れずに……感じるままに進んだらいい」
と優しく導く。
エリシアは震えながらも頷き、
星読み装置へと手を伸ばした。
自然の洞窟を利用したような大広間に出た。
天井はドーム状で、
そこに散りばめられた無数の“星の紋”が淡く発光し、
まるで夜空の中に立っているかのようだった。
エリシアは息を呑む。
「……綺麗……ここ、本当に……空みたい」
ライオネルが微笑む。
「ここは“天空の書庫”と呼ばれた場所です。星を読む者だけが入れたとか」
セドリクスは慎重に周囲を見渡し、
「この気配……エルフリーデ様が残した魔術結界がまだ生きている。
――姫は、この場所に何か託していたのかもしれぬ」
と呟く。
エリシアの胸が、
不思議なざわめきで満たされる。
そして中央に据えられた巨大な装置――
円盤と水晶が複雑に組み合わさった“星読み機構”が、
彼女が近づいた瞬間、
かすかに光を帯びた。
……脈動する。
まるで彼女の血に呼応するかのように。
「えっ……なに、これ……?」
エリシアが思わず後ずさる。
星読み装置はさらに強く光り、
天井の“星の紋”が次々と連動して点灯し始めた。
ライオネルの顔色が変わる。
「反応している……!
姫、あなたの“蒼銀の血”が……目覚めようとしている!」
セドリクスはエリシアの肩に手を当て、
「大丈夫だ。恐れずに……感じるままに進んだらいい」
と優しく導く。
エリシアは震えながらも頷き、
星読み装置へと手を伸ばした。



