しばらくの間、
アーゼンハイトの奇襲部隊と交戦していたが、
敵もそれなりの手練だ。
簡単に打ち負かせる相手ではない。
下手に戦いが長引いて
負傷者が出るのは得策ではない。
そう判断したセドリクスは
ライオネルに視線を向ける。
ライオネルはセドリクスと視線を交わし、
無言で頷いた。
考えていたことは同じ様だ。
ライオネルは敵から少し距離を取ると、
古代魔術を使うべく、
魔法陣を発動した。
突如、
急激な浮遊感に襲われ
エリシアが戸惑っていると、
セドリクスが力強くエリシアの腰を支え、
そして囁く。
「大丈夫。少し移動するだけだ。」
白い光が一行を包み込んだかと思うと、
次の瞬間には冷たい夜風が止み、
静かな空気が辺りを満たしていた。
エリシアは驚いて瞬きを繰り返す。
足元には柔らかな草。
見上げれば、
夜なのに灯籠の温かな光がぽつぽつと並び、
どこか懐かしい雰囲気を漂わせる村。
「ここは……どこ?」
震える声でエリシアが聞くと、
ライオネルが深く息を吐きながら答えた。
「古代語で《星影の庵(アストラ・ヘイヴン)》と呼ばれた場所です。
ルーヴェル王国の末期、密かに王家を支援していた“隠れ里”。」
「隠れ里……?」
セドリクスが剣を収め、
エリシアの肩にそっと手を置く。
戦闘の緊張が抜けきらないのか、
まだ指先が強張っていた。
アーゼンハイトの奇襲部隊と交戦していたが、
敵もそれなりの手練だ。
簡単に打ち負かせる相手ではない。
下手に戦いが長引いて
負傷者が出るのは得策ではない。
そう判断したセドリクスは
ライオネルに視線を向ける。
ライオネルはセドリクスと視線を交わし、
無言で頷いた。
考えていたことは同じ様だ。
ライオネルは敵から少し距離を取ると、
古代魔術を使うべく、
魔法陣を発動した。
突如、
急激な浮遊感に襲われ
エリシアが戸惑っていると、
セドリクスが力強くエリシアの腰を支え、
そして囁く。
「大丈夫。少し移動するだけだ。」
白い光が一行を包み込んだかと思うと、
次の瞬間には冷たい夜風が止み、
静かな空気が辺りを満たしていた。
エリシアは驚いて瞬きを繰り返す。
足元には柔らかな草。
見上げれば、
夜なのに灯籠の温かな光がぽつぽつと並び、
どこか懐かしい雰囲気を漂わせる村。
「ここは……どこ?」
震える声でエリシアが聞くと、
ライオネルが深く息を吐きながら答えた。
「古代語で《星影の庵(アストラ・ヘイヴン)》と呼ばれた場所です。
ルーヴェル王国の末期、密かに王家を支援していた“隠れ里”。」
「隠れ里……?」
セドリクスが剣を収め、
エリシアの肩にそっと手を置く。
戦闘の緊張が抜けきらないのか、
まだ指先が強張っていた。



