古代の石扉がきしむような音を立てて閉じると、
外の風の気配は完全に遮断され、
内部には澄んだ冷気だけが満ちた。
淡い青の魔術灯が、
エリシアの足元からふわりと浮かび上がり、
自動的に通路を照らす。
「……光ってる……?」
驚くエリシアに、
セドリクスは静かに答える。
「王家の血を持つ者にだけ反応する“導灯(みちびきび)”だ。かつて王族が避難所へ来る際、道を照らすための仕掛けだ」
「わ、私が……? でも私は――」
言いかけたエリシアの横顔を、
セドリクスが柔らかく見つめる。
「この場所が答えを持っているはずだ。進もう、姫」
エリシアは胸の奥がきゅっと締めつけられ、
黙って頷いた。
外の風の気配は完全に遮断され、
内部には澄んだ冷気だけが満ちた。
淡い青の魔術灯が、
エリシアの足元からふわりと浮かび上がり、
自動的に通路を照らす。
「……光ってる……?」
驚くエリシアに、
セドリクスは静かに答える。
「王家の血を持つ者にだけ反応する“導灯(みちびきび)”だ。かつて王族が避難所へ来る際、道を照らすための仕掛けだ」
「わ、私が……? でも私は――」
言いかけたエリシアの横顔を、
セドリクスが柔らかく見つめる。
「この場所が答えを持っているはずだ。進もう、姫」
エリシアは胸の奥がきゅっと締めつけられ、
黙って頷いた。



