蒼銀の王女と誓約の騎士〜生贄として連れてこられた神殿で、千年の眠りから覚めた騎士と出逢いました〜

そして——ある星の夜。

王宮のバルコニー。
二人きりの時間。

エリシアが夜風に髪を揺らしながら
空を見上げる。

「ねぇセドリック。あなたが千年前に守ろうとしたものは……今はここにあるのね。」

「いや。私が守りたかったものは、
 いつだって“あなた”ただ一人だ。」

静かに抱き寄せられ、
エリシアは胸の奥から幸せが溢れる。

「これからも……ずっと、私の隣にいてね。」

「たとえまた千年が過ぎようとも。」
セドリックは彼女の手を取り、
そっと口づけた。

その瞬間、夜空の星が流れた。
まるで二人の未来を祝福するかのように。