蒼銀の王女と誓約の騎士〜生贄として連れてこられた神殿で、千年の眠りから覚めた騎士と出逢いました〜

エリシアとセドリックは
民から“憧れの夫婦”として愛されていた。

市場で視察すると、老人たちは
「陛下が笑うと、国が明るくなったようだ」と涙ぐみ、
子どもたちは
「セドリック様みたいな騎士になりたい!」
と目を輝かせた。

エリシアは子どもたちを見るたびに、
ふと未来を思い描く。
自分たちの子どもが生まれたら、
どんな幸せな日々が待っているのだろうと。

セドリックもまた、
エリシアが子どもに頬ずりする姿を見て、
胸の奥が温かくなっていた。