雨宮さん家の大型犬〜飼い主は最愛のわんこを何時でも愛でていたい〜

まだ、校内にも入っていないのに、私達二人のことを周りの皆は、「日常」が帰ってきたと言わんばかりに、普通にそれぞれが行き交う。

そんな中で、まだ固まったまま立ち尽くしている遠藤さん。
その彼女を回収すべく、何人かの彼女の友達がやってきて、此方に向かって口パクで「ゴメンネ」って告げられた。

ポロポロと涙を零しながら、未だしーちゃんに視線を投げ続ける、遠藤さん。
でも、しーちゃんはもう完全に私にしか興味がないとでもいうオーラを出して、私の腰を引き寄せたまま教室へと向かう。

私は、今夜のオムライスの上には、ケチャップで特大のハートを書こうかななんて思いつつ、久し振りに満面の笑みをしーちゃんに向けた。

大好きだよ。
私には後にも先にも、しーちゃんしかいらない。
だから、キスして抱き締めてくれて、愛してるってもっともっと言って?

ふわふわの髪を撫でて、柔らかな頬にキスを落として、いくらでも私の愛をあげるから。


私という、全てを何時でも上げるから。


fin.