【雨宮伊織はガチの顔だけの人に見えてきた。顔は本当にイケメンなのにもったいなさすぎ】
【もし犯罪者予備軍から予備軍がなくなったら大変だからさ、あの時こうしていればよかったって後悔しないように、今のうちに殺人鬼の芽と盗撮魔の芽は潰しておきたくない?】
【イケメンの方を探して生で顔面を見てみたいけど、出会しちゃったら殺されそうでなんか怖い】
【特定された高校も、まさか生徒に犯罪者予備軍がいるなんて思わなかっただろうね。見る角度を変えれば被害者かも】
【何回考えてみても、親友じゃない人を親友にしてたカケルが気持ち悪くて仕方ない。そこまでしていいねが欲しかったの? 承認欲求の度が過ぎるって】
殴られ蹴られ横臥し、息も絶え絶えになっているカケルの姿が見えた。翔真と瓜二つだった。翔真の分身だった。
カケルにはもう気力がなかった。涙も流さず、怒りも見せず、無残に捨てられた粗大ゴミのように機械的に転がっているだけ。表情はなく、目を開けたまま死んでいるかのようだった。
見つめる先にいるカケルが、ゆっくりと瞬きをした。まだ生きていた。いや、生かされていた。誰に。きっと、翔真に。
カケルの光のない黒目が、徐にこちらを向いた。自分を作り出した翔真を、無感情に見つめる。薄らと開かれた唇が、何事かを呟くように動き始める。翔真は耳をそばだてた。微かな音は聞こえるが、言葉としては聞き取れない。
一歩、二歩、カケルに近づいた。カケルの唇が再び動く。まだ聞き取れない。更に歩みを進めた翔真は屈み込み、カケルの唇に耳を近づけた。息が、かかった。自分と同じ声が、聞こえた。
気づけば翔真は、カケルに馬乗りになり、カケルの首を絞めていた。そうしないといけなかった。いつまでもカケルを生かしておくのはいけなかった。いけないことだと思った。
【もし犯罪者予備軍から予備軍がなくなったら大変だからさ、あの時こうしていればよかったって後悔しないように、今のうちに殺人鬼の芽と盗撮魔の芽は潰しておきたくない?】
【イケメンの方を探して生で顔面を見てみたいけど、出会しちゃったら殺されそうでなんか怖い】
【特定された高校も、まさか生徒に犯罪者予備軍がいるなんて思わなかっただろうね。見る角度を変えれば被害者かも】
【何回考えてみても、親友じゃない人を親友にしてたカケルが気持ち悪くて仕方ない。そこまでしていいねが欲しかったの? 承認欲求の度が過ぎるって】
殴られ蹴られ横臥し、息も絶え絶えになっているカケルの姿が見えた。翔真と瓜二つだった。翔真の分身だった。
カケルにはもう気力がなかった。涙も流さず、怒りも見せず、無残に捨てられた粗大ゴミのように機械的に転がっているだけ。表情はなく、目を開けたまま死んでいるかのようだった。
見つめる先にいるカケルが、ゆっくりと瞬きをした。まだ生きていた。いや、生かされていた。誰に。きっと、翔真に。
カケルの光のない黒目が、徐にこちらを向いた。自分を作り出した翔真を、無感情に見つめる。薄らと開かれた唇が、何事かを呟くように動き始める。翔真は耳をそばだてた。微かな音は聞こえるが、言葉としては聞き取れない。
一歩、二歩、カケルに近づいた。カケルの唇が再び動く。まだ聞き取れない。更に歩みを進めた翔真は屈み込み、カケルの唇に耳を近づけた。息が、かかった。自分と同じ声が、聞こえた。
気づけば翔真は、カケルに馬乗りになり、カケルの首を絞めていた。そうしないといけなかった。いつまでもカケルを生かしておくのはいけなかった。いけないことだと思った。



