容赦のない言葉で淡々と片付けられ、吃る言葉すら出なくなる。衝撃的な出来事を前に呆然と立ち尽くしてしまうように、何もできず何も出てこなくなる。
削除する選択肢など、端から頭になかった。炎上をどう処理するかに一生懸命で、先の展開を考えられていなかった。
いつか炎上が鎮火したら、自分は平然と何事かを呟くつもりでいたのか。呟けるのか。嘘吐き盗撮魔と指を差され、その上から犯罪者予備軍の烙印すら押されたにも拘らず。
失くした信用を取り戻すのは容易ではない。燃え上がっているカケルは既に死にかけている。翔真自身がカケルを自覚もなく追い詰めた。自分で自分の首を絞めるとはこのことではないか。
嘘を吐いてまでいいねを渇望した自分は、数字で人気の有無が決まるSNSなど向いていなかったのかもしれない。今になって翔真は自覚した。遅すぎだった。
潔く消す。思い切ってやめる。伊織の言われた通りに削除してしまうのが正解なのだろうか。でも、今、消したら。
「……逃げた、って、思われる。え、炎上、してる、このタイミングで、消したら、逃げた、って、もっと、煽られる」
「だとして、それが何って話だよ。どれだけ挑発されて馬鹿にされようが、削除して一切見なければ、そんな侮辱なんかこっちには届いてないのと一緒だよね」
「いや、でも、に、逃げたと、思われるだけじゃ、なくて、じ、自分の、知らないところで、特定でも、されたら、た、大変、だろ……?」
「ネットなんて、熱しやすくて冷めやすい場所だよ。有名人でもない一般人の炎上なんか、そのうち飽きられて忘れ去られるだけ」
言い返しても言い返しても、速攻で言い負かされた。遠慮のないストレートな言葉がグサグサと突き刺さる。
削除する選択肢など、端から頭になかった。炎上をどう処理するかに一生懸命で、先の展開を考えられていなかった。
いつか炎上が鎮火したら、自分は平然と何事かを呟くつもりでいたのか。呟けるのか。嘘吐き盗撮魔と指を差され、その上から犯罪者予備軍の烙印すら押されたにも拘らず。
失くした信用を取り戻すのは容易ではない。燃え上がっているカケルは既に死にかけている。翔真自身がカケルを自覚もなく追い詰めた。自分で自分の首を絞めるとはこのことではないか。
嘘を吐いてまでいいねを渇望した自分は、数字で人気の有無が決まるSNSなど向いていなかったのかもしれない。今になって翔真は自覚した。遅すぎだった。
潔く消す。思い切ってやめる。伊織の言われた通りに削除してしまうのが正解なのだろうか。でも、今、消したら。
「……逃げた、って、思われる。え、炎上、してる、このタイミングで、消したら、逃げた、って、もっと、煽られる」
「だとして、それが何って話だよ。どれだけ挑発されて馬鹿にされようが、削除して一切見なければ、そんな侮辱なんかこっちには届いてないのと一緒だよね」
「いや、でも、に、逃げたと、思われるだけじゃ、なくて、じ、自分の、知らないところで、特定でも、されたら、た、大変、だろ……?」
「ネットなんて、熱しやすくて冷めやすい場所だよ。有名人でもない一般人の炎上なんか、そのうち飽きられて忘れ去られるだけ」
言い返しても言い返しても、速攻で言い負かされた。遠慮のないストレートな言葉がグサグサと突き刺さる。



