魔法の才能がないことが知られた。無能だと蔑まれていた出来事が脳裏にフラッシュバックする。
ロビンは検査用の魔道具を持ちながら、アウルと水晶玉を交互に見て眉を寄せた。
「まさか色のない無属性だったとは。これでは魔法を教えることができません。いったいどうすれば……」
次いでハッとなにかを思いつき、検査用の魔道具を床に置いて立ち上がる。
「申し訳ございません、アウル様。クロウ様をお呼びしますので少々お待ちください」
張り詰めていた心臓がさらにギュッとなる。
魔法の才能がないことを彼にも知られてしまう。
その必然を止める手立てなどあるはずもなく、呆然としている最中にクロウがやってきた。
来る途中に話を聞いていたようで、彼は置かれていた検査用の魔道具を手に取りアウルの魔力を確かめる。
「……確かに無属性のようだな」
「はい。これでは魔法を使うことができません。魔法に関してなにをお教えすればよろしいのでしょうか?」
クロウの無感情な眼差しがアウルを射抜く。
このまま役立たずとして追い出されるかもしれない。
魔法が使えない無能とわかれば、この屋敷で育てる意味もほとんどなくなってしまうから。
クロウの威圧的な視線を受けて体を縮こまらせていると、やがて彼が淡々とした声音で言った。
「色のない魔力でも、魔道具や魔法薬の製作はできるだろう。無属性であることは問題ではない」
「えっ?」
声をあげたのはアウルだった。
ロビンは検査用の魔道具を持ちながら、アウルと水晶玉を交互に見て眉を寄せた。
「まさか色のない無属性だったとは。これでは魔法を教えることができません。いったいどうすれば……」
次いでハッとなにかを思いつき、検査用の魔道具を床に置いて立ち上がる。
「申し訳ございません、アウル様。クロウ様をお呼びしますので少々お待ちください」
張り詰めていた心臓がさらにギュッとなる。
魔法の才能がないことを彼にも知られてしまう。
その必然を止める手立てなどあるはずもなく、呆然としている最中にクロウがやってきた。
来る途中に話を聞いていたようで、彼は置かれていた検査用の魔道具を手に取りアウルの魔力を確かめる。
「……確かに無属性のようだな」
「はい。これでは魔法を使うことができません。魔法に関してなにをお教えすればよろしいのでしょうか?」
クロウの無感情な眼差しがアウルを射抜く。
このまま役立たずとして追い出されるかもしれない。
魔法が使えない無能とわかれば、この屋敷で育てる意味もほとんどなくなってしまうから。
クロウの威圧的な視線を受けて体を縮こまらせていると、やがて彼が淡々とした声音で言った。
「色のない魔力でも、魔道具や魔法薬の製作はできるだろう。無属性であることは問題ではない」
「えっ?」
声をあげたのはアウルだった。

