「あっ、いいですねストークさん!」
ストークの提案にロビンも笑顔で同調する。
ふたりは大変盛り上がっているけれど、アウルとしてはそう何度もお祝いをしてもらっていいのかと思ってしまった。
ついこの間もやったばかりだし。
という心の声が聞こえたかのようにストークが言う。
「送風機発明の際の祝宴では、多くの来客を招いたことで軽い会合の場にもなってしまいました。ですので今度は屋敷内の人間だけで執り行い、堅苦しい雰囲気はなしで賑やかなものにしましょう」
「……なるほどな」
今度はクロウも納得したように頷く。
言われてみれば前回の祝宴はお祝いというより話し合いの場という側面が強かった気がする。
アウル自身は周りの人たちから祝してもらったのでよかったけれど、同席していたクロウとストークは祝宴中も大層忙しそうにしていた。
本音を言えば、みんなが心から楽しめる祝宴だとなおよかったと思っていたのだ。
だからストークの提案に、アウルも強く賛成する。
同時にクロウもその提案を受け入れて、屋敷の主として再び祝宴を承諾した。
「よし、許可する。当日の祝宴は使用人らも同席し、給仕は交代制で行うものとする」
それなら屋敷の人間全員が楽しめる祝宴になるだろうという、クロウなりの計らいらしい。
賑やかなものになりそうだと今からワクワクしていると、ロビンが横から問いかけてきた。
「アウル様、なにか食べたいものはありますか? アウル様のご希望の料理を祝宴にてご用意します」
「食べたいもの……」

