というわけで送風機の改良によって、マグノリア領のための資金を得ることができたのだった。
このことはすぐに屋敷内にも広まり、ロビンを含めた使用人たちが続々と祝福してくれた。
「発明が認められたとのことで、おめでとうございますアウル様! もうすっかり有名人ですね!」
「なんだか遠くに行ってしまわれたような気がします」
「せっかくですので祝宴を開きませんか? アウル様のお好きなものをたくさんご用意した祝宴を!」
いつの間にかアウルに対する祝宴が催されることになっており、屋敷内の人間だけではなく領内の町や村からも招待客を招こうという話にまで発展していた。
その賑わいを見て、アウルはこっそり頬を緩める。
(なんか照れ臭いけど、自分の成果や力を認めてもらえるっていうのはいいことだな。ちょっと前までは、魔法の才能がなくて家から追い出された落ちこぼれだったはずなのに。それもこれも捨てられたところを拾ってくれて、見捨てずに育ててくれたクロウのおかげだな)
クロウに対する恩義をまた一層強く感じて、アウルは感謝の気持ちでいっぱいになったのだった。

