だから、もう俯かないように私は護くんの頬にそっと手を当てる。
「だから……今日はもう『ごめん』は十分かも。あと『もう二度と触れないと誓うから』も聞きたくないな」
「うん、そう……! 今日はもう『好き』と『また触れて良い?』しか聞きたくないかも!」
わざと明るく言った。
それでも何故か護くんは逆に顔を歪めて、さらに涙を溢す。
だから、少しだけ意地悪な言葉を続けた。
「言ってくれないの?」
嗚咽で護くんは詰まりながら、「言う、に、決まってる」と顔を上げた。
「だから……今日はもう『ごめん』は十分かも。あと『もう二度と触れないと誓うから』も聞きたくないな」
「うん、そう……! 今日はもう『好き』と『また触れて良い?』しか聞きたくないかも!」
わざと明るく言った。
それでも何故か護くんは逆に顔を歪めて、さらに涙を溢す。
だから、少しだけ意地悪な言葉を続けた。
「言ってくれないの?」
嗚咽で護くんは詰まりながら、「言う、に、決まってる」と顔を上げた。



