カフェに着くと、運が良かったのかすぐに座ることが出来た。

パフェが運ばれてくるまでの間に、護くんは私に懐かしい話題を振った。

「そういえば小学校5年の時の担任、覚えてる?」

「うん、宮野先生だったよね? みんなから人気だったから覚えてる」

「今、また俺らの小学校にいるらしいよ」

「そうなの!?」

「うん、三年前くらいにまた赴任してきたんだって。加藤に聞いた」

加藤くんは護くんと仲の良い男友達だったはず。

「加藤くんとも今も連絡とってるんだ?」

「うん、もう腐れ縁だけど」

冗談めかして嫌そうな顔をしているけれど、嬉しそな雰囲気が隠しきれていない。