あの人の話を共有しないでください。ー実際にあった怖い話ー


「えーっと、呪いの解き方を教えてください」



「オッケー」



呪いを解けばいいだけなら、"あの人"のことが見える人全員が呪いを解けば、見えなくなるということでしょうか。



「呪いを解いたところで、また誰かが"あの人"の話をすると無駄なんだけどね」



「ですよね…」



「それに、呪いを解くのは結構怖いし大変だよ?」



「そうなんですか?どうしたらいいですか?」



「うーんとね」



敬太さんは本棚の本を一冊一冊手に取り、何かを探している様子でした。



「あっ、あった!」



しばらくして、一冊の本…いや、ノートを持ってきました。



敬太さんはノートをめくって、あるページを見せてきました。



「呪いの解き方はここに書いてある通りなんだけど…」



ー呪いの解き方ー



①"あの人"のお墓に行く。



②深夜0時ピッタリに、お墓の前で"あの人"の名前を書いた札を燃やす。



※その時、後ろから声が聞こえるが、決して返事をしたり振り返ってはならない。



③呪いを解いたことを誰にも言ってはいけない。



ー最後にー



※失敗したら殺される。



「これが呪いを解く方法」



「なるほど…」



これなら真紀子ちゃんと一緒にできそうです。



「ここには書いていないんだけど、必ず一人でやらなきゃならないんだ」



「ひ、一人で!?」



一人だと怖いから、真紀子ちゃんと一緒にやろうと思っていたのに…。



私一人でやらなきゃいけないみたいです。



「もし二人以上でやったら全員殺されちゃうから気をつけてね。あと、莉子って言う子はもう死んでるから、その子は呪いは解けないよ」



そう、莉子は繰り返される日々で生き返りますが、実際は死んでいるのです。



なぜ敬太さんが莉子のことを知っているのでしょう?



まあその話には触れないでおきましょう。